こんにちは。
今日のお花は桔梗、明日11月1日(月)の誕生花はスプレーマム、洋菊です。
花言葉は「気持ちの探り合い」です。微妙ですね。
健康に関する豆知識、今日は是非知っておいて欲しい歯科麻酔の特徴について、です。
歯医者って嫌ですよね?同じリクライニング式の椅子でも美容院とは段違いです。
でも私が子供の頃は麻酔なしで治療を受ける事が普通でした。
痛くて、これからはちゃんと歯磨きしますから!と神様にお願いしながら必死に耐えました。
いつからか麻酔をしてからの治療に変わり、ズンとする様な重い感じはしましたが
全く痛くなくて神様へお願いする事もなくなりました。
それでも歯の治療が全く平気かと聞かれればイエスとは言えないです。
時々痛くないのに不安感から辛そうにしている患者さんを見ると申し訳なく思いますが、痛くありませんよ、と言っても問題解決にならないのも充分承知しています。
私の所の治療はあまり痛くない、充分我慢できる、と分かってもらえる事が唯一の解決法です。
それでは本題です。
麻酔をすると心臓がドキドキすると仰る方が少なくありません。
中には、「緊張しているのでしょうか?ドキドキします。」と仰る方 も。
これは麻酔薬に含まれる血管収縮剤によるもので、緊張や体の不調によるものではありませんので、ご安心下さい。
数分で落ち着きます。
人前や試合前など、緊張して気合が入りアドレナリンがバシャっと出ると手足は冷え、心臓はドキドキしますよね?
血管収縮剤としてアドレナリン(エピネフリン)が麻酔薬にも入っているのです。
血管収縮剤の作用で毛細血管が収縮し、麻酔薬の成分が狭い部分に留まるので、少量でも十分な時間麻酔が効く、と言う訳です。
血管が収縮しているとは言え、極微量のアドレナリンは血行に乗って心臓にも到達しますから、心臓はドキドキ する事になります。
心臓に到達した微量のアドレナリンは直ぐに分解されるので、ドキドキが長時間続く事はありません。
しかし、出来るだけ心臓に負担をかけたくない場合やドキドキ自体が不安感を極度に助長してしまう場合等、血管収縮剤を含まない麻酔薬を選択する場合もあります。
麻酔がまだ効いている状態でも食事をする事はできますが、頬や唇の位置がわからなかったり、うがいが通常通り出来ない場合はやめた方が無難です。
またお子さんの場合、唇や頬をザックリ噛んでしまう事もあるので、この点には注意が必要です。当然ですが、噛んだ時には痛みがなくても麻酔が切れれば当然相当痛いです。
それではまたお会いしましょう。
2021年10月31日 日付: カテゴリ:Weblog, お知らせ