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今日の症例
ガマノホ
2022.09.26
こんにちは。本日ご紹介させて頂くのは、ガマ科ガマ属の蒲の穂です。
蒲とは水辺に生える草を意味します。
穂の上部、棒状の部分が雄花で花粉を出し、これは蒲黄(ホオウ)と呼ばれ生薬として使われます。
穂の部分が雌花で、私は「因幡の白兎」を思い出します。
また若葉や地下茎は食べられるそうです。
茎や葉も「むしろ」や「すだれ」の材料として利用されて来たようです。
お姿がこちらです。
群馬県伊勢崎市波志江沼にて9月、姉による撮影。
ちなみに蒲鉾(カマボコ)の呼び名は蒲の穂が由来だそうです。
昔は竹輪のような形でそれが蒲の穂に似ていたからだそうです。
蒲焼(カバヤキ)も同様で、鰻を開かずに棒状に串に刺した状態で焼いていたその形から命名されたそうです。
蒲団(布団)も綿に穂を使っていた事からのようです。
蒲の穂が古来より私達の生活と密着していた事が良く解ります。
それではまたお会いしましょう。
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