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ウチョウラン 

こんにちは。本日ご紹介させて頂くのはラン科ウチョウラン属の羽蝶蘭です。
名前の由来ははっきりせず、羽蝶蘭の字も最近になって使われ始めた当て字だそうです。
昭和40年代にマニアの間でブームが起こり、1株数十万円から数百万で取引されるようになり、希少種の商業的な大量採取が行われ、崖から転落する事故も起きています。残念ながら今に至るまで自生地での個体数は回復していないそうです。環境省による絶滅危惧種の指定を受けています。
一方、昭和60年代頃までに無菌播種(むきんはしゅ)などの人工栽培技術が確立され、毎年半値になる程の低価格化が進み、今では1株数千円程度で取引されているそうです。見た目が良くて安価な園芸品種が生まれた事に加え、既に取り尽くされてしまった事で盗掘の被害は現在ほとんどないとの事です。反面、栽培下で維持されていた野生品種の栽培放棄が起きているそうです。
それでは自生の羽蝶蘭のお姿です。

群馬県赤城山中にて7月姉による撮影。

それではまたお会いしましょう。