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トリカブト 

こんにちは。本日ご紹介させて頂くのはキンポウゲ科トリカブト属の鳥兜です。
ドクウツギ、ドクゼリと並んで3大毒草の1つとして知られています。
日本には約30種が自生しており、全体に致死性の強力なアルカロイド系の毒を持ちます。花の蜜にも毒性がある為、養蜂家は開花時期には採蜜しないなどの対策を取る場合もあるようです。
芽吹きの頃、食用のニリンソウ、ヨモギなどとの誤植による事故が度々報告されています。
塊根は生薬の附子(ぶし)として使われますが、毒性が強い為、修治と呼ばれる弱毒処理が行われるそうです。
2021年にはキルギス政府が新型コロナウィルス感染症の治療効果がある、と発表したそうです。
名前の由来は鶏のトサカに似ている事から、舞楽に用いられる鳥兜に似ている事から、烏帽子に似ている事から、などの説があります。
それではそのお姿です。

群馬県利根郡、日光白根山にて8月、姉による撮影。

それではまたお会いしましょう。