こんにちは。本日ご紹介させて頂くのはラン科ショウキラン属の鍾馗蘭です。名前の由来は烏帽子（えぼし）を被った鍾馗様の姿に見立てた、と言われています。
葉緑素を持たず、菌類に寄生する菌従属栄養植物（腐生植物）です。ラン科には菌類に頼るものが少なくないですが、そのほとんどは褐色や白でこのお花のような鮮やかな色をしているものは極僅かです。花期の数ヶ月のみ地上に姿を現すそうです。複数の県で雑滅危惧種に指定されています。
その貴重なお姿がこちらです。

群馬県、谷川岳へ向かう山道にて、7月、姉による撮影。

菌に栄養を頼っているとは思えない鮮やかで美しいお花です。

それではまたお会いしましょう。