こんにちは。本日ご紹介させて頂くのはサクラソウ科(ユリ科)オゼソウ属の尾瀬草です。日本固有の1属1種、つまり同じ属に他の植物はありません。名前は発見地の尾瀬至仏山がその由来です。至仏山、谷川岳と北海道の天塩(てしお)地方の蛇紋岩に生える特産で、環境省の絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。その珍しいお姿です。

群馬県、尾瀬至仏山中にて7月、姉による撮影。

蛇紋岩とは、文字通り蛇の模様のような岩石でセメントの材料や苦土肥料の原料にもなります。滑り易く、谷川岳や至仏山に滑落が多い原因の1つとも考えられています。この岩石に生えるのは他の植物が繁殖しにくい事も理由とされています。


それではまたお会いしましょう。