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石見銀山遺跡とその文化的景観 

こんにちは。本日ご紹介させて頂くのは、平成10年に世界文化遺産に登録登録された島根県太田市にある石見(いわみ)銀山遺跡です。登録名は石見銀山遺跡とその文化的景観、となっています。当銀山の歴史は古く、鎌倉時代末期には既に露天掘りが始まっていたようです。最盛期だった江戸初期までは世界の銀産出量の1/3を日本が担っており、そのかなりの部分がこの石見銀山産であったようです。画像でご覧頂くのは清水谷(しみずだに)製錬所跡です。

明治期には既に銀は枯渇しており、銅などの卑金属の産出に移っていました。当時の最先端技術を駆使したこの製錬所も銀鉱石の質が悪く、明治28年に操業しますが、わずか1年半で操業停止に追い込まれてしまったそうです。



それではまたお会いしましょう。