こんにちは。本日ご紹介させて頂くのは金峯神社と同じく、奈良県吉野郡吉野町にある吉野水分(みくまり)神社です。こちらも世界文化遺産の形成資産の一部です。別名、子守宮(こもりのみや)と言います。これは豊臣秀吉が子授祈願をして、秀頼を授かったことから、1604年に秀頼が再建した神社である事が由来のようです。「みくまり」とは「水配り」の意味で、水を分け与える神様(みくまりのかみ)を祀っている神社という事になります。遅くとも698年には降雨祈願をした記録が残っているそうです。また、水分(みくまり)とは分水嶺(ぶんすいれい)を指す言葉でもあります。これは雨が降り、水流ができる時に水流の方向が異なる境界の事です。大きく言えば川が日本海側に流れるか、太平洋側に流れるかの源流の境界の事です。古来、この境は神聖で神の宿る場所と考えられていたようです。それではお姿がこちらです。

朱赤や鮮やかな色がない分、厳かな雰囲気が一層強調されている感じがします。
それではまたお会いしましょう。