こんにちは。本日ご紹介させて頂くのは1990年に世界遺産登録されたマダガスカル島の西部にあるツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区です。ツィンギとは、マダガスカル語で「先の尖った」という意味で、剃刀のような尖った岩が多数並ぶ特異な景観が広がっています。ツィンギでは降水があっても尖った岩と岩との隙間に吸収されてしまうため、植物は乾燥に強い珍しい種類のものが多数自生しています。近くに生えるバオバブも水を蓄えることができるように進化しており、ツィンギの周囲のサバンナには90種類を越える鳥類を始め、爬虫類や、キツネザルなど独特の動物も数多く生息しています。それではお姿です。

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Marco Zanferrari
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Anne and David バオバブの木は乾季は落葉して休眠します。その間は幹に蓄えた水で生き延びるそうです。

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Olivier Lejade 落葉したバオバブ。「星の王子様」では上下逆転した木として記述があり、確かに枝の部分が根に見えます。
それではまたお会いしましょう。