歯科顕微鏡治療とは②
こんにちは。日々、気温は下がっていますが今日は快晴で無風、自転車日和でした。さて、歯科で使う顕微鏡には検査用の位相差顕微鏡と治療用顕微鏡の2種類があります。
位相差顕微鏡は細菌を見る為に使う検査顕微鏡です。理科の実験で使う顕微鏡に形は似ていますが、実験用は薄く削いだ切片に光を透過させて形態(色)を観察します。細菌に色はありませんから理科の実験用の顕微鏡では充分に見えませんから染色して観察します。染色すると死にますから細菌の動きを見る事はできません。光は反射したり透過すると波の相が変わるのでこれは利用して色の付いていない細菌を生きたまま観察する事ができます。これが位相差顕微鏡で、お口の中の唾液やプラークを採取し、細菌の種類や量、動きを白黒の画像として観察できます。これが歯科で使われる顕微鏡の1つである位相差顕微鏡です。次回は治療用の歯科顕微鏡についてお話しします。
それではまたお会いしましょう。