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歯科顕微鏡治療について 

こんにちは。今日も無風の晴天でした。12月ですが、自転車では爽やかに感じました。さて、顕微鏡は大きく分けると2つあります。1つは昨日お話しした、位相差顕微鏡や理科の実験で使う透過式の顕微鏡で、これには単眼と双眼があり、倍率は通常200倍以上が多いと思います。もう1つが実体顕微鏡です。こちらは物体に反射した光を捉えるもので、機能としては、精密高性能の両眼で見る虫眼鏡のようなものです。立体的に拡大して見えますから初めて見ると結構な迫力です。倍率は50倍前後です。歯科用ルーペや歯科顕微鏡と呼ばれるものもこの一種です。歯科顕微鏡治療とは、お口の中、特に歯(内部も含め)や歯茎を顕微鏡で拡大し、その拡大像を見ながら治療する事です。歯科用ルーペはメガネのような形が多く倍率は2倍程度で変更はできませんが、簡単に使えます。歯科用顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)は倍率をダイヤルで変更可能で、治療目的に応じて使い分けする事ができます。よく使う倍率は12倍程度です。装置全体としてはかなり大きい部類に入るでしょう。私のは天井吊り下げ式ですが、総重量は100キロ近くあります。その他、移動式や治療台から支柱で支える方式などがあります。

それではまたお会いしましょう。