顕微鏡治療のための工夫、その③続根管治療
こんにちは。今日は風が強くて自転車泣かせでしたが、比較的的気温が高かったせいか、それ程辛くありませんでした。
さて、根管治療には必要な機材、あると便利な機材が他の治療に比べて多くあります。顕微鏡治療となると更に特殊なものがあります。皆さんの中には根の治療中グリグリされたのを覚えている方もあると思います。これはリーマーやファイルと言う名前の器具で、針金をよじった形状で根の中の掃除をします。指で操作するタイプや機械式があります。機械式はまだしも指で操作するタイプは顕微鏡治療には向きません。顕微鏡の視野を手指が邪魔してしまうからです。ボールペンの軸のようなフォルダの先にファイルが着いた顕微鏡治療専用の手用の器具があります。これも私が顕微鏡治療を始めた13年前にはなくて、当時は自作したものを使っていました。今思うと懐かしいです。機械式は顕微鏡治療に向いていますが、回転式、反転式、上下動する方式などがあります。どれも一長一短ありますから、術者の使い易いもので良いと思いますが、回転式はファイルが根の中で折れる事があるので、注意が必要です。
それではまたお会いしましょう。