顕微鏡治療と歯冠形成
こんにちは。今日も師走とは思えない穏やかで過ごし易い一日でした。快適な自転車通勤でした。さて、冠を被せたりする為に歯を削る事を歯冠形成と言います。形成とは、整った状態に形作る事です。歯冠とは歯の歯茎から上のお口の中に出ている部分を指します。歯冠形成とは歯を整った形に削ると言う事になります。整った形と言うところがキーポイント、歯科医師になりたての頃は整った形がよく分かりません。経験を積むと分かってくるのですが、分かっている事とできる事は同じではありません。理想的な形態が分かっているのにその形に削れない、と言う状態が顕微鏡と出会うまでずっと続いていました。正しくは顕微鏡を使って歯冠形成ができるようになるまで、です。勿論、100%整った形に形成できているなどとは決して言えませんが、顕微鏡を使わなかったら今の正確性は決して手にできなかったはずなのです。
それではまたお会いしましょう。