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歯科顕微鏡はこんな感じです。② 

こんにちは。今朝はかなりの冷え込みで参りましたが、帰りは風が少し強かったものの、気温が上がったせいか朝よりも楽でした。さて、天吊り式の顕微鏡を選んだ為に本体と天井を繋ぐ支柱やその他の部品が必要となり、ドイツから取り寄せる事になりました。その結果、設置が2ヶ月先送りになってしまい、設置工事が3月11日になったのです。14年前、2011年の話です。設置工事は2つ脚立の上に分厚い板を乗せその上で作業する方法でした。支柱は太いボルトで天井の鉄骨に繋ぎ、更に支柱に本体を繋ぐと言う、側から見ていても大変な作業でした。その作業が無事に終わったおよそ20分後に東日本大震災がやって来たのです。もしも設置にもう少し時間がかかって、脚立の上で作業をしていた時だったとしたら、と考えるとゾッとします。診療所内のものは倒れたり壊れたりで惨憺たる有様でしたが、顕微鏡は支柱も含め全く影響はありませんでした。元々、青山通りの車の振動でも視野がブレないようにとフロア可動式をやめて天吊り式にしたのですが、その堅牢さのお陰でした。それからも少しのブレや歪みも出ていません。

それではまたお会いしましょう。