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顕微鏡治療はこんな感じです。⑧ 

こんにちは。今日は風も強く、予報通りの寒い日になりました。さて、顕微鏡治療も他の事柄同様、段階を経て上達していくものですが、上達とはアナログではなく、デジタルであると思っています。そもそも段階を経てと言う言葉の「段階」こそデジタルである事の証です。「段階を経て」とは努力しても一足飛びには上達しない、という事を示す言葉であると同時にスロープのように変化するのではない事も示しています。上達の幅は大きくなくても、上達とは一気にやって来るものである事を示しています。そしてこれは努力しても全く上達しない時期がある事も含んでいます。顕微鏡治療の訓練をしていて常々、否応なしに経験させられた事です。とにかく毎日訓練しているのに一向に上達しない、と腐った時期もありましたが、前触れなく突然、昨日できなかった事ができるようになったりします。それは治療中であっても起こります。今でも毎日の治療を新鮮に感じていますが、顕微鏡治療で日々新しい発見があるからで、これは上達と同義語だと思っています。1日の治療人数は限られてしまいますが、患者さんを通じて成長できていると自分を認められるのは本当にありがたい事です。

それではまたお会いしましょう。