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顕微鏡治療はこんな感じです。⑨ 

こんにちは。今日も冷たい風が吹いてとても寒かったです。久しぶりに手袋の中で指先が悴みました。さて、顕微鏡治療を始めるには当然ですが顕微鏡を選ぶ事から始まります。今は多くのメーカーが複数の製品をラインアップしている事がほとんどで、価格も100万円を切るようなものから数千万円まで様々です。14年前はLED式は1社しかなかったので、選択の余地はありませんでした。選択範囲が広いのは良い事ですが、どれを選んで良いか難しいかもしれません。顕微鏡治療を始めると驚く箏が山程出てきますが、基礎講習会で初めて顕微鏡を目の当たりにした時はそのメカっぽさに心惹かれましたが、直ぐに顕微鏡を覗く箏はできませんでした。まず、瞳孔間距離を測ります。これは左右の黒目の中心から中心までの距離でこれを正確に合わせないと像が二重に見えてしまいます。その後、接眼レンズの度数合わせをします。これをやらないと両目で見た時に像が微妙にぼやけます。誰でも左右のどちらかが効き目なのでここは丁寧にやる必要があります。初めのうちは調節が本当に正しいのかどうかが良く分からない状態でした。それでも初めて顕微鏡を覗いてピントが合った時の驚きは今でも覚えています。

それではまたお会いしましょう。