顕微鏡治療のメリット。
こんにちは。昨晩は結構降っていた雪もいつの間にか雨に変わってしまいました。今日は久しぶりの電車通勤でした。車内は肩がぶつかるくらい混んでいましたが、幸い近くに咳やくしゃみをする人はいませんでした。電車を降りてからも地上出口までずっと人が連なっている感じで久々に厳しい通勤でした。さて、歯科治療の過誤の原因の1つに見えない事があります。根の治療中に根の壁に穴を開けてしまう過誤をパーフォレーションと言います。根の中は本当に見え難いので、注意をしていてもその危険性は拭い切れません。しかし顕微鏡治療では「見える」ので、その危険性を極端に低くできます。これは患者さんにとって、大きなメリットですが、歯医者にとってこそ大きなメリットになります。顕微鏡治療を導入する前はパーフォレーションの可能性のある時は事前にその危険性についてお話ししていましたが、それで危険性が下がる訳ではありません。しかし、顕微鏡治療を始めてからは、ほとんどのケースで簡単な治療ではないけれど危険性については心配ない、とお伝えできるようになっています。自信を持って治療できる事は歯医者にとってこの上ないメリットと言えます。
それではまたお会いしましょう。