歯科治療を底上げするには
こんにちは。今日は薄曇りの春らしい1日でした。桜はだいぶ葉が伸びて来ましたが、もう少しお花見できそうな感じです。遠くから見ると緑が目立ち、樹全体は薄茶色に見えますが、まだまだ花弁は沢山付いています。桜の近くには必ず撮影している人がいて賑わっています。さて、顕微鏡治療に携わって15年目を迎えました。全国の顕微鏡の設置台数は首都圏を中心に着実に増えていますが、世の中の趨勢は15年前と目立って変化していません。日本の医療は世界に冠たる国民皆保険を維持しており、そのレベルも一流と言って良いと思います。しかし、残念ながら歯科治療においては世界と肩を並べるに至っていないのが現状です。未だに裸眼での治療が主流で良くてルーペ止まり、ルーペを使っていれば御の字、という状況が原因の1つである事に疑いありません。セミナーの募集要項や内容を見ても若い先生方が意欲的に治療、研鑽を行なっている様子が垣間見えます。本当に頑張っている先生が沢山いらっしゃいます。それなのに、なぜ顕微鏡治療に限って15年前とほとんど変わっていないのか不思議でなりません。少しでも世の中に顕微鏡治療が拡まる方法を考えています。簡単ではないのは分かっていますが、打開策を今のうちに見つけなければますます世界との格差が広がってしまいます。
それではまたお会いしましょう。