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クロユリ 

こんにちは。今日も秋晴れで、汗ばむくらいでした。
本日ご紹介させて頂くのはユリ科バイモ属の黒百合です。
通常のユリとは属が異なり厳密には違う種類と言う事です。
クロユリには雄花と両性花があり、これは地下の鱗茎の大きさによって決まるそうです。
鱗茎が小さいうちは葉を1枚つけるだけで、その後、茎は伸びますが花は咲かず、鱗茎がある程度大きくなるとやっと雄花を1つだけつけるそうです。
更に鱗茎が大きくなると両性花をつけるようになり、最終的には複数の花をつけられるようになるのだそうです。
黒百合は高山性の植物ですから、成長がゆっくりな為、早期に花をつけて種子を作ってしまうと栄養がそちらに取られてしまい個体自体の生命が終わってしまう可能性があるからと考えられています。
自然の知恵と言えるでしょう。
それではお姿です。

長野県、双六岳への山道にて、8月、姉による撮影。

右下の花は雄花のようです。中央もそうかもしれません。2輪咲いているものはかなり鱗茎が大きいと思われます。
それではまたお会いしましょう。