こんにちは。本日ご紹介させて頂くのはケシ科コマクサ属の駒草です。他の植物が育たないような厳しい環境の中で美しいお花を咲かせる事から高山植物の女王と呼ばれています。私が高山植物に興味を持ったのも駒草が最初でした。今から四半世紀以上前、とても有名な高山植物の自生地がある、と聞いて温泉に行くついでに見に行きました。斜面の岩場、リフトの橋脚の近くに自生地を示す標識が立っており、その下に確かに植物を見ました。しかし、ほんの2株ほどの驚くほど小さなもので、誇大広告とも思えるくらいでした。ただ、生物とは無縁の茶色だけの空間に場違いのように生きていたのです。駒草の駒は馬の事でお花が馬の顔に似ている事が名前の由来です。それではそのお姿です。

長野県内にて7月、姉による撮影。

私が見た駒草よりずっと立派なお姿です。数も多いです。やはり他の植物は見当たりません。


それではまたお会いしましょう。